ルパンが我が家の子になるまで

ルパンが我が家の子になるまで、そして出会いについて

ルパンが我が家の子になるまで
ルパンが我が家に来たのはパパが『宅地建物取引責任者』という
試験に独学・一発合格したからです。宅地建物取引責任者の試験
はかなり難しく合格は4パーセントくらいしかなく、一発合格の為に
すごく高い授業料を払いスクールに通う人も多くいるのです。
それをうちのパパは学校へも行かず自分で参考書を買い勉強・・・
その時パパは『僕は追い込まれないと頑張れないたちだ』などと
言い、試験の1週間前から勉強を開始。もし一発合格したら学校
へ行ったつもり貯金でわんこを買ってもいいと言いながら。
本人もさすがに1週間前から勉強してまさか合格するとは思っても
いなかったらしく軽く約束をしたみたいです。もちろん私も世の中
そんなうまくいくはずがないと、わんこのことは半ば諦めていたと
いうのが本音でした。でも心のどこかには『もしかしたら・・・』なんて
少しだけあったのも事実です。そして運命の合格発表の日。
私がパパに言った最初の一言は『どうせだめだったんでしょ〜』
『1週間前から勉強して受かるんだったらみんな受かってるよね。』
そんな私にパパはニヤニヤして、『合格したけど〜!』と・・・。
その時、パパって頭いい〜!って感動しました。まさかそんなに
簡単に受かるとは・・・。さすが追い詰められるとできる男っ!!
そして約束どおりにわんこを買うことにっ!!さてどんなわんこを
買うのか悩みました。花子のときは偶然だったけど、今回はそんな
あてもないので自分で探す事にしました。雑誌の出産情報や
インターネットでの検索。犬種もかなり悩みました。
そんな時ふと私の脳裏にある記憶が。中学生の時くらいに見た
午後の紅茶のCM。そのCMに出てくる足の短くて耳のでっかい
なんともコミカルな風貌のわんこ。はじめて見た時すごく強烈な
インパクトがあり、かわいいと思ったのを覚えていました。
『あの犬種はなんなんだろう??』とひたすらそのわんこの姿を
頭に浮かべながらネットで検索する日々が続いたある日、やっと!
『ウェルッシュコーギー』という名前の犬種だと言うことが判明。
それからはコーギーの事をいろいろと調べ、パパにも相談し
【気質は穏やか・明るく・人懐こい】これなら飼い易そうだしと
犬種はコーギーに決定。その頃はコーギーはまだ本格的に流行り
だしていなくてペットショップに行っても出会えず。ネットで専門の
ブリーダーさんを探しました。その結果、北海道の『メリーファーム
さんを見つけ出したのです。そしてだいぶ興奮気味に鼻息も荒く
電話をしたら、最近生まれたばかりという仔犬の写真をすぐに
送ってくださいました。その写真がこれ↓
ちびちびちび・・・・。
1番右の子だけが売約済み。ということは残りの4匹の中から
決めなければなりません。まずは毛色。その当時はなぜかいらぬ
先入観からコーギーを飼うならレッドだ!と勝手に思い込んでいた
為、残りのレッドの2匹のどちらかを選ぶ事に。次はオスかメスか。
花子は女の子なので次は男の子を育ててみたいという安易な考え
からオスに決定。ということで真ん中の1番体の小さいチビスケ君
に決定しました。(後のルパンです)それからはお正月の事も忘れ
頭の中はチビスケ君のことでいっぱい。まだ家に来るのは1カ月
も先だというのにいろいろ買い漁り、名前をあれがいい、これがいいと
それだけで幸せな気分でした。そして運命の1999年1月13日。
パパには会社を休んでもらい、いざ空港へ。1時間も前に着いても
全然暇じゃなかったっ!今どこら辺かなって考えてるだけで心臓が
バクバク。ママや兄弟たちと離れて飛行機で独りで大丈夫かと
心配で心配で。荷物受取所でまだかまだかと待つこと数十分。
やっとのことでかごに入ったルパンと初対面。係りの人が運んできた
ケージの中に小さくて、タレ耳で少しおびえた様子のルパンが。
今からは想像もできないくらいすごくちっちゃくて、ケージから出して
抱っこすると壊れそうなくらいでした。けれども家についたとたん
花子にビビることもなく元気いっぱい。夜はケージの中に1人で
寝せて夜鳴きもナシ。花子の時は物凄く夜鳴きがひどかったから
何だか拍子抜け。でも手がかからなくていいこだな〜って思いました。
おしっこも来たその日から教えてもないのにシートの上でちゃんとでき
感心。起きて、遊んで、そして仔犬の1番のお仕事の寝るの繰り返し。
おなかを出してヘソ天で寝るのにはびっくり。突然の環境の変化から
体調を崩す子が多いと本で読み覚悟していたんだけどルパンは全然。
ご飯もペロリ完食。そんなこんなで我が家の長男となったルパン。
これで我が家は家族4人となりました。